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ペリー提督日本遠征書簡集―上海・香港・琉球・江戸湾・小笠原・箱館―      沖縄学術研究双書20

Category : 歴史

書籍名 ペリー提督日本遠征書簡集―上海・香港・琉球・江戸湾・小笠原・箱館―      沖縄学術研究双書20
ISBN番号 9784898052501
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4,950円(税込)

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 1853 年、江戸湾にあらわれたペリー艦隊[黒船]は徳川幕府を根底からゆるがし、明治維新へと続く日本の近代化の狼火となるものであった。
 ペリーの日本遠征については1854 年に『日本遠征記』(全3巻)が公刊され、それに付随する幾つもの書物が世に出ており、その主なものは日本語に訳されているので事の経緯はほぼ明らかになっている。『ペリー提督日本遠征記』は大変高い評価を得ているが、完訳本は1997 年に栄光教育出版社刊行のものまで待たなければならなかった。
 関連する周辺資料の中で残された基本資料として知られていながら未訳であったのが、本書『米国上院議会への公式書簡報告書』であり、『遠征記』にも一部引用されているが、ペリー艦隊の東アジア遠征の目的やその意図について隠すことなく報告していること、そしてアメリカ側内部対立なども明らかにされていることが注目される。
 従来の日本遠征をめぐる日本の議論では江戸湾の出来事とそれへの幕府の対応にのみ終始し、前後5回も訪れた琉球のことや小笠原諸島、箱館のことなどは軽く扱われているが、本書を読めばそのような対応ではペリー遠征について正しい把握はできないであろう。
 本報告書はペリーの黒船をどうとらえるのか、という問いに新しい答えを引き出す大きな鍵となるものである。

梓澤 登訳 ティネッロ・マルコ解説 限定300部
並製・360頁・A5判 定価4,950(本体4,500)円 2024年刊行
ISBN978-4-89805-250-1


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